【ソウル15日共同】横田めぐみさんの父滋さん(73)と一緒に訪韓した日本政府の担当者が、北朝鮮がめぐみさんの夫と説明している「キム・チョルジュン」氏の書いた手紙を持参したことが15日、関係者の話で分かった。 政府は現在、めぐみさんの夫の可能性が高いとDNA鑑定で認定された韓国人拉致被害者金英男さんと、キム・チョルジュン氏が同一人物かどうか調査しており、手紙を金さんの家族に見せて筆跡などを確認するとみられる。 この手紙は2002年、キム・チョルジュン氏が、滋さん夫妻の訪朝を促すため、夫妻あてに書いたとされる。ほかにも、日本政府調査団が平壌で面談したときのキム・チョルジュン氏の似顔絵や、蓮池薫さん(48)、地村保志さん(50)両夫妻が証言した同氏に関する情報を金さんの家族に示すという。 2006/05/15 16:29 【共同通信】