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筆跡鑑定関連ニュース009

定家や兼好の筆跡も「古筆切」コレクション展 市川・和洋女子大

市川市国府台の和洋女子大学文化資料館で、企画展「古筆切−見ぬ世の人の筆のあと」が開かれている。藤原定家や吉田兼好ら、いにしえの歌人、文人の筆跡と伝わる物語や歌集の断片五十三点を展示。個性的で多彩な書風を満喫できる。六月二十日まで。「古筆切」は古人の優れた筆跡「古筆」による写本など文書の断片。書道の手本に使われていたが、安土桃山時代から江戸時代にかけては筆跡を鑑賞するようになり、掛け軸や屏風(びょうぶ)に仕立てられた。今回の企画展は、同大学の仁平道明教授(上代文学)が研究のために集めたコレクションを提供。奈良時代から江戸時代までの古筆切などをそろえた。『万葉集』『古今和歌集』『伊勢物語』『源氏物語』などの書写断簡が中心で、書き手に平安歌人の藤原定頼や鎌倉前期の歌人で歌壇に君臨した藤原定家、随筆『徒然草』で知られる吉田兼好らの名前が伝わっている。「まずは書かれている内容にとらわれず書きぶりを楽しんでほしい。文字から書き手の人物像が想像できる」と同資料館の駒見和夫教授(日本考古学)。一方、中間と末尾の部分が残っていない平安後期の物語『夜の寝覚』で、その末尾の一部と考えられる南北朝時代の写本の古筆切も見ることができ、専門的にも極めて貴重な機会となる。2009年04月18日17時23分[県西エリア]

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