前橋市の群馬県立図書館に6月11日、現金100万円を入れて送り付けられた封筒の差出人は、同県高崎市の30代の男性とみられることが4日、前橋署の調べで分かった。 東京都千代田区の財務省など5省庁にも同じ日に、高崎市内の郵便局の消印で現金計495万円が届いており、同署は関連を調べている。 調べでは、男性の父親が6月中旬「息子が現金を送ったのではないか」と高崎署に相談した。封筒のあて先の筆跡と男性の筆跡が酷似しており、男性の銀行口座からは数百万円が引き出されていた。 100万円は遺失物として前橋署に保管されている。図書館に届いた封筒の筆跡鑑定などで男性が差出人と確認でき次第、男性側に返還されるという。 2003/07/04 12:57 【共同通信】